高速通信が使い放題の格安SIM

高速通信が使い放題の格安SIM

数は少ないですが、高速データ通信の「使い放題」を売りにしている格安SIMプランも存在します。料金設定も3,000円/月程度(概ね月間10GBと同水準)で手頃感はありますが、やや癖のある制限事項が設けられていることがほとんどで、充分に特徴を把握しておくことが重要です。

このページでは各使い放題プランの料金比較とあわせて、その特徴と制限事項についても解説します。

高速通信容量無制限のプラン比較


上記のうち、UQモバイルの「データ無制限+音声通話」や「データ無制限」プランは、高速通信というよりも、一般的な低速通信よりもやや早い程度の「低速通信」使い放題ですが、便宜的に比較一覧に追加しています。

U-mobileの使い放題プラン

U-mobileでは全部で4種類の使い放題プランが用意されていますが、ベースとなるのは「LTE使い放題」(「2」などの記載がない無印のもの)で、他のプランの使い放題自体の性能や制限事項は共通のものとなっています。それ以外の違いは下記のとおりです。

  • LTE使い放題(無印)
    月間の高速通信容量に制限がないプランで、音声通話用とデータ専用SIMの2種類
  • LTE使い放題2
    12か月の最低利用期間がある代わりに月額料金が割安に設定されているプラン。音声通話SIMのみ対応
  • U-mobile for iPhone
    iPhoneの画面割れ、水没などの故障時に修理、交換対応してくれる保証サービス付きのプラン。音声通話SIMのみ対応
  • USEN MUSIC SIM
    音楽聴き放題アプリ「SMART USEN」の利用料がセットになっているプラン。音声通話SIMのみ対応

DTI SIMの使い放題プラン

DTI SIM のネットつかい放題は、U-mobileの「LTE使い放題(無印)」と同様のシンプルな使い放題プランで、こちらは音声通話用、SMS付きデータ通信用、データ通信専用の3種類のSIMが選択できます。

UQモバイルのデータ無制限プラン

スペック的には「やや早い程度の低速通信」とはいえ、au回線で使い放題のプランはUQモバイルだけです。500kbpsと聞くと遅いイメージがありますが、一般的な低速通信の200kbpsと比べるとかなり実用性のある速度です。参考までに、どれぐらいの違いがあるか比較してみました。

500Kbpsでの画質・体感速度のめやす
有料動画サービス
視聴困難
Youtube投稿動画
低画質
ストリーム音楽
サイマルラジオ
Skype等IP通話
メール・チャット
快適
Web(軽)/1ページ
4秒台
Web(一般)/1ページ
8秒台
SNS読込(全同期)
8秒台
地図(google)
19秒台
写真のUP(四角)
24秒台
写真のUP(標準)
32秒台
※快適度等の判定基準

200Kbpsでの画質・体感速度のめやす
有料動画サービス
視聴困難
Youtube投稿動画
視聴困難
ストリーム音楽
サイマルラジオ
Skype等IP通話
メール・チャット
快適
Web(軽)/1ページ
10秒台
Web(一般)/1ページ
20秒台
SNS読込(全同期)
20秒台
地図(google)
48秒台
写真のUP(四角)
60秒台
写真のUP(標準)
80秒台
※快適度等の判定基準

200kbpsではYoutubeの動画視聴はもちろん、軽量なWEBページの閲覧も快適とは言い難い速度ですが、500kbpsではYoutubeのスマホ向けサイズ(≒画質)の動画程度なら閲覧可能で、軽量のWEBページの閲覧も実用的なレベルにあることがわかると思います。

実際には500kbpsの速度がフルに出る保証はありませんが、UQモバイルの通信速度や安定性には定評があり、500kbpsのプランでもスペックに近い実効速度が期待できることから、軽めの通信をたくさんする方には実質的なコストパフォーマンスは高いと評価できます。

高速通信容量無制限プランを選ぶ前に知っておきたいこと

使い放題プランでも過信は禁物

高速通信の使い放題といっても、大容量の動画視聴やダウンロードが100%無制限に使えるわけではありません。特にU-mobileの「LTE使い放題」やDTI SIMの「ネットつかい放題」には、他のユーザーとの公平性の観点から短時間に連続して高速通信を使うと速度規制が発動するので、使い過ぎには充分な注意が必要です。

速度規制発動条件

規制が発動する条件の詳細は、各格安SIMの詳細解説ページをご覧いただくか、公式サイトで確認していただければと思いますが、ポイントは以下のとおりです。

  • U-mobile(無印)
    規制が発動するラインは日替わりで 1GB~5GBの間で設定
  • DTI SIM
    一日の総量は、おおむね1GB。運用状況により3GB程度まで制限されないことも
  • UQモバイル
    直近3日間の通信量(当日を含まず)が「6GB」を超えた場合、終日通信速度が制限される場合がある(※au回線に共通した規制内容)

U-mobileとDIT SIMで高画質動画の視聴や大容量のダウンロードをおこなうと速度規制が発動する可能性が高くなります。例えば安全ラインを1日1GBとすると、huluやNetflixなどの有料動画サービス(推奨速度3Mbps)を標準画質で視聴した場合、45分程度で安全ラインに到達する計算になるので、長時間の高画質動画の視聴を目的としてU-mobileとDIT SIMの使い放題プランを選択するのは避けた方が良いでしょう。

もしもYoutubeの視聴がメインなら、BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションも検討してみてください。

なお、UQモバイルのプランはそもそも大容量の動画視聴やダウンロードには向いておらず、3日で6GBを使うこと自体考えにくいです。また、6GB制限は au回線を利用したプランすべてに共通するもので、UQモバイルの「データ無制限プラン」に特有のものではありません。

使い放題プランは得なのか?損なのか?

速度規制内容だけ見てしまうとガッカリするかもしれませんが、ご自身の利用スタイルと規制基準に折り合いがつくのであれば、決して悪いプランではありません。

例えばU-mobileとDIT SIMの使い放題の月額料金は、概ね他の格安SIMの10GB程度の月額料金と同水準なので、使い放題の安全ラインを1日1GBとして見積もっても20GBぶんぐらいはお得に利用できる計算になります。

こんな方向き

以上のことから、高速通信容量無制限のプランは以下のような方に向いています。

  • WEBページの閲覧やメール、SNSなどは存分に楽しみたいかた。
  • 動画は見るけど、外出時に少しチェックする程度。高画質動画は自宅等でWi-Fi接続して視聴できるかた。
  • 月額料金の節約はしたいけど、低容量のプランで速度切替などの工夫をするのは面倒くさいかた。
  • 「無制限」とか「使い放題」といったプラン名にこだわらないかた。

これらに当てはまらない方は、普通に月間容量の大きいプランを検討したほうが無難でしょう。

格安SIM解説ページ




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