低速通信固定~月間1GB以下の高速容量で節約運用ができる格安SIM

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格安SIMの中には、通信速度が低速で固定されているものや、月間1GB以下の高速通信容量のプランを提供しているところもいくつか存在します。低速固定~1GB以下のプランは以下のような方に向いています。

  • 通話中心で高速通信はほとんどしない。使ってもテキストメールかWEBページを少し見る程度
  • 自宅やオフィスなど、Wi-Fi環境での利用が中心
  • 通信速度が遅くても、とにかく安くスマホを運用したい

単純に月額基本料金の安さや、高速通信プランの実効速度を参考にして選ぶのも一つの方法ですが、この容量クラスならではの気をつけておくべきポイントもおさえておきましょう。

この容量クラスを選ぶ前に知っておきたいこと

1GBというと、ものすごく少ないと感じるかもしれませんが、どれぐらいのことができるのでしょうか?例えば、スマホで使いそうなものでは概ね以下のとおりです。

1GB でできること
Web閲覧

2048 68

メール

102400 3413

LINEトーク

204800 6827

Facebook

15754 525

GoogleMap

853 28

写真送受信

512 17

ラジコ

2048 68

音楽

1067 36

動画

512 17

ゲーム

2844 95

skype通話

2731 91

※それぞれ単独で利用した場合の最大値のめやすです。
※( )内の数値は 30日を1日に換算した値です。

実際にはWebの閲覧や音楽の視聴等を組み合わせて使うことになると思いますので、「何がどれだけ使えるか」というのは人それぞれになってしまいますが、動画視聴や写真の送受信など通信容量を消費する作業はWi-Fiに接続しておこなうなどの工夫をすれば、1GBで足りてしまう方も多いのではないでしょうか。

また、低速固定のプランや、契約した通信容量を使いきってしまった場合、下りの通信速度は最大200kbpsに制限される格安SIMがほとんどです。低速時の受信速度最大200kbpsは、どのような用途で使えるのか見てみましょう。

200Kbpsでの画質・体感速度のめやす
  • 有料動画サービス 視聴困難

    HD画質:5Mbps~、SD画質:3~5Mbps

  • Youtube投稿動画 視聴困難

    HD画質:5Mbps~、SD画質:1.5~3Mbps、低画質:0.5~1.5Mbps

  • ストリーム音楽 困難

    音質256kbpsの場合

  • ストリーム音楽

    音質128kbpsの場合

  • サイマルラジオ

    70kbps程度

  • Skype等IP通話

    50kbps程度

  • メール・チャット 快適

    テキスト主体のメールやSNSチャット:10 KB/通

  • 軽量なWEBページ閲覧 10秒台

    250 KB/ページで計算。スマホ版Yahoo!JAPAN トップページ程度

  • 一般的なWEBページ閲覧 20秒台

    500 KB/ページで計算

  • 重めのWEBページ閲覧 80秒台

    2 MB/ページで計算

  • SNS読込(全同期) 20秒台

    500 KB/回で計算

  • Googleマップの表示 48秒台

    1.2 MB/回で計算。現在地表示後、地図を詳細表示し、読み込み完了まで

  • 写真のUP(四角) 60秒台

    iPhone(3024 x 3024) 1.5 MB/枚で計算

  • 写真のUP(標準) 80秒台

    iPhone(3024 x 4032) 2 MB/枚で計算

受信最大200kbpsとは規格上の値であるため、実際には上記よりも遅くなる可能性はありますが、テキスト主体のメールやSNSアプリのチャット機能程度なら特に問題なく利用できます。またテキスト中心のページやスマホ向けに最適化されたWEBページならば、多少時間がかかるもののギリギリ利用可能な範囲といえるでしょう。

一方で動画視聴や写真のアップロードなどには不向きで、これらを利用する際は、高速通信に切り替えるかWi-Fiに接続しましょう。

低速通信を快適にする「バースト機能」について

低速度通信時でも最初の一定量(一般に75KB程度)の通信について高速通信が利用できる「バースト機能」に対応している格安SIMなら、200kbpsの低速度通信時のストレスをある程度緩和できる可能性があります。

例えばWEBページの表示なら、バーストによって最低限必要な情報であるテキスト部分はすぐに表示されるので(一定量をを超える画像などの部分は低速表示)、閲覧時の快適性が向上します。さらにバーストはページの読み込みごと(≒新規に通信が発生するごと)に働くため、軽量のWEBページをネットサーフィンする場合にはその違いが顕著になります。

一方で、動画のストリーミング視聴やカーナビアプリなど、連続的にデータが流れ続けるような通信では、バースト機能による恩恵はほとんどありません。

プラン選びのポイント

この容量クラスのプランでは各社それほど大きな料金差はなく、どの格安SIMにするか迷ったら、まず以下の3点をチェックしましょう。

低速通信固定プランなら「バースト機能」の有無をチェック

低速通信固定プランを選ぶ場合は、「バースト機能」が利用できる格安SIMを選ぶと良いでしょう。バースト機能とは、低速度通信時でも最初の一定量の通信について高速通信が利用できる機能のことで、例えば軽量のWEBページを表示する程度の通信なら比較的快適に利用することが可能になります。

小容量プランなら容量を節約できる「速度切替機能」の有無をチェック

小容量のプランの場合、いざという時のために高速通信容量を温存しておける「速度切替機能」が利用できる格安SIMを選ぶと良いでしょう。速度切替機能のない格安SIMの場合、本来高速通信を必要としない用途の通信でも月間の高速通信容量を消費してしまうので、本当に高速で使いたい時には「もう容量がない」ということもあり得ます。

1GBでも余る方は「容量くりこし機能」の有無をチェック

1GBプランを普通に使っていても高速容量が余る方は、余った容量を翌月に繰り越すことのできる「容量くりこし機能」が利用できる格安SIMを選ぶと翌月の「やりくり」を楽にすることができます。

SIM探!おすすめプラン

低速通信固定~月間1GB以下のプランの中から、料金以外の観点でおすすめできるものを2つピックアップしてみました。

エキサイトモバイル「最適料金プラン」

使った高速通信の量に応じて月額料金が段階的に変化する変動定額制のプランで、高速通信のON/OFFを切り替えることで高速通信容量の消費をコントロールすることができます。この方式のメリットは一般的な定額制のプランで足りなくなった分をチャージするよりも圧倒的に低コストで高速通信容量を拡張でき、柔軟な運用が可能なことです。ただし、10分かけ放題などの通話料金を節約できるオプションがないので、通話を頻繁に利用する方は他のプランを検討したほうが良いでしょう。

ちなみに、b-mobileも変動定額制を採用していますが高速通信のON/OFFを切り替えることができないので、小容量でのやりくりをするならエキサイトモバイルがおすすめです。

LINEモバイル「LINEフリープラン」

SNSアプリ「LINE」を使ったデータ通信について、高速通信容量を消費しない「カウントフリー」機能が標準装備されています。LINEをたっぷり楽しんでも、1GBは別の用途に利用できるので、LINEをよく使う方には非常にコストパフォーマンスが高いプランです。

また、今のところドコモ回線よりも実効速度が比較的良好な傾向にあるソフトバンク回線を低料金で利用できる点もLINEモバイルのメリットといえるでしょう。

低速通信固定~月間1GB以下のプランを全15社から検索

SIM探!に掲載している全15社の中から「低速通信固定~月間1GB以下」のプランの料金や特徴を以下のリンク(お好みプラン検索)から確認できます。

  • SMS付きデータ通信用プランは比較しやすいようにオプションでSMSを付加できるプランを含めています。
  • お好みプラン検索画面では、通信容量や月額料金の範囲指定、使用回線など、複数の条件を組み合わせた検索をすることもできます。